DA PUMPの「桜」を読み解く、というエントリーを予定していたけど……

 DA PUMPの「桜」を読み解く、というエントリーを予定していたけど……

 ちょっと変更(笑)。


 きょう外を歩いていると、有線から「桜」が何度も流れてきて、そのたびにうっとり。

 DA PUMPが新曲を初めてテレビで披露したあと、「if...」の流れをくむ曲調みたいなご意見をネット上でよく見かけました。

 ぜんぜん違うと思うけどなあ。

「if...」は、切ない思いを歌うラブソング。

 一方、「桜」は「We can't stop the music」「New Position」と同じ系列ではないでしょうか。

 決意表明することで、己を鼓舞するみたいな歌詞の内容ですよね。

 
「We can't stop the music」では、聞き手と歌い手を結ぶ共通分母、いいかえるなら、曲の象徴となる言葉として、「music」が効果的に使われています。


「桜」での共通分母は、もちろん、「桜」。咲き誇り、散っていく桜を眺めて、美しいと思わない人はいないからこそ、「桜」というタイトルの曲はこれまで数多く生まれ、ヒット曲・名曲もたくさんあるわけです。


 そう、桜をテーマにした曲は、非常に沢山ある。
 そこに、あえて、「桜」なるタイトルで新曲をだしてきたDA PUMP。

 まさに、勝負曲。

 どの単語がダブルミーニングになっていて、とか、細かく、読み解くつもりでいましたが、面白く綴る自信がないので、そこは省略しましょう。

 あ、申し遅れましたが、30年くらい前でしょうか。長戸大幸さんが主宰する作詞家養成講座を受講して、少しだけ、作詞の勉強をしたことがあります。


 今度の曲は、美しい言葉が羅列されていますが、ちゃんと聞き手の胸に刺さる「突起」のようなフレーズも用意されていて、なるほど、と頷いてしまいました。


「U.S.A.」では、「どっちかの夜は昼間」なるフレーズが、「突起」の役割を果たしています。
「おや?」「どういうこと?」と聞き手に思わせることで、より印象的になるわけです。

 たとえば、凸凹した木製のテーブルを撫ぜると、「ザラッ」として、指先に感覚が伝わってくるでしょう。
 それは、ツルツルのデコラのテーブルにはない「味」といってよいでしょう。

 音楽も同じ。

 耳障りのよい単語だけを並べるだけでなく、どこかに隠し味が必要になってきます。


 桜では、どのフレーズが「突起」になっているか。



「瞳 閉じて 感じれば ゛秒"が見えた」ではないか、と思うのです。

 静かに、集中していれば、本来は見えないはずの一瞬にして過ぎ去っていく「秒」さえも見えてくる。

 このフレーズを聴いたとき、武士道を説く「葉隠」を思い出しました。

 「桜」は、DA PUMP版「葉隠」かもしれません。


 話をもとに戻しましょう。

 「桜」が見事なのは、誰もが感情移入しやすい歌詞になっている点です。

 辛いこと、不遇の時代が、誰にでもある。

 いえ、辛いことや試練のほうが多いのが人生です。

 でも、それに堪えて、一瞬一瞬を大切にいきて、生涯ファビュラス。桜のごとく……。


 DA PUMPのISSAくんが唄うと、ファンに向け、家族に向け、あるいはメンバーに向けた言葉のように聴こえますが、誰が聴いても、唄っても、感情移入しやすい歌詞になっている点が白眉ですよね。


 去年は、「U.S.A.」。
 そして今年は「桜」(日本)。


 アメリカ、日本ときたら、次の曲では「大陸」だろうな、と、国名を勝手に推理したりしていますが(笑)、

できるかぎり、「桜」が長期にわたってヒットすることを念じたいと思います。



 というのも……




DA PUMPの「桜」は、2020東京オリンピックの開会式で唄ってくれたら、ぴったりなんですもの!


 もー、必死に祈るわよ~~~~~~っ!






 2020東京オリンピックの開会式に、DA PUMPが出場しますようにっ!!